SharePoint Permission Reporter 権限レポーター

SharePoint のサイトコレクション、サイト、リスト/ライブラリに設定されたアクセス権を CSV 形式でレポートに出力します。クライアントで動作するため、エンドユーザーも利用可能。Office 365にも対応します。

 

権限レポーターの概要

SharePoint、特に最新の SharePoint 2013 では、簡単な操作で、ユーザーがコンテンツにアクセス権を設定できます。これは情報共有を促進する SharePoint の素晴らしい利点ですが、一方で、時間とともに権限設定が散漫になり、管理者でもコンテンツの全体像が把握できなくなる、という悩みがあります。

SharePoint Permission Reporter(権限レポーター)は、個別の権限設定された SharePoint のコンテンツを CSV 形式で一覧にレポートするクライアントアプリケーションです。システム管理者だけでなく、一般ユーザーでも、簡単なGUI操作でレポートを生成することができます。SharePoint サーバー側に特殊なアプリケーションをインストールする必要がなく、そのため、Office 365 の SharePoint Online でも利用することができます。

また、コマンドライン操作にも対応し、システム管理者はバッチ処理で定期的にレポートを出力することができます。加えて、個別権限だけでなく「すべてのコンテンツ」をレポートするオプションを利用することで、コンテンツの棚卸しにも利用することができます。

権限レポーター の基本動作(GUI操作)

パソコン上で権限レポーターを起動します。

レポート対象となるサイトのURLやアカウント情報、認証形式などを設定して処理を実行します。

処理が行われ、CSVが出力されます。(サンプルレポートはこちら

権限レポーター の基本動作(コマンドライン操作)

パソコン上でコマンドプロンプトを起動します。

権限レポートーの exe に対し、所定のコマンドを実行します。

処理が行われ、CSVが出力されます。

権限レポーターのその他の特徴

レポート対象は 1.特定サイトコレクション全体、2.特定サイト 3.特定サイトのリストやライブラリから任意で 4.特定サイトとその配下のすべて(コマンドラインのみ)からの選択になります。

SharePoint グループ情報出力オプションをオンにすると、レポートに含まれる個々の SharePoint グループについて、その詳細(登録されているユーザーまたはグループ)を別レポートに出力することができます。

デバッグモードで実行(GUI/コマンドライン共通)すると、通常は表示されないシステム的「隠しリスト」もレポートされます。

全情報出力オプション(コマンドラインのみ)をオンにすると、独自権限が設定されていない(権限が継承されている)箇所もまとめてレポートされます。つまり、全コンテンツを一覧出力する事が可能です。

権限レポーターのすべてのアクセスは、標準の API を経由して、ユーザーアカウントによるシリアルなアクセスとして処理されます。そのため、大量のコンテンツの権限情報を取得するには時間を要しますが、一方で、サーバーに必要以上の負荷を与えない安全設計になっています。

インストールとアンインストール

権限レポーターはファイルをパソコン上に配置するだけで動作します。サーバー側にプログラムをインストールする必要はありません。アンインストールは、フォルダごとプログラムを削除して下さい。

ライセンスとご利用上の注意

権限レポーターのライセンスは、ひとつのルートサイトコレクションURLに対して発行されます。例えば https://contoso.com/ のライセンスをご購入頂くと、配下の全てのサイトに対して権限レポート機能を利用することができます。複数のルートサイトコレクションで利用する場合(Webアプリケーションを別けている等)、それぞれライセンスをご購入頂く必要があります。インストールする端末数に制限はありません。

Office 365(SharePoint Online)の場合、通常のチームサイト(contoso.com)と個人用サイト(my-contoso.com)とが分割されますが、チームサイト(contoso.com)のライセンスに個人用サイト(my-contoso.com)は含まれます。

なお、SharePoint / SharePoint Online の製品特性上、すべての環境で完全な動作を保証するものではありません。かならず試用版にて、事前の動作確認をお願いします。

価格、動作環境、サポート

[価格(オンプレミス)]
99,800円(税別)/ルートサイトコレクションURL

[価格(Office 365)]
99,800円(税別)/ルートサイトコレクションURL

[試用版]
こちらからダウンロードできます(マニュアルを含む)。試用版は出力できるリスト/ライブラリ数、レポート行数が制限されていますが、ライセンスをご購入頂くと制限を解除することができます。
[対応環境]
サーバー側: SharePoint 2010(含Fundation)以降 または SharePoint Online
クライアント側: Vista以降のOS、または Windows Server 2003 以降 / .Net Framework 3.5 / Windows Identity Foundation 3.5
[保守/サポート]
サポートは製品価格に含まれますが、オンラインに限定されます。
[お見積もり]
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