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日本 SharePoint ユーザー会(JSPUF)第三回本会を開催しました


日本 SharePoint ユーザー会(JSPUF)第三回本会を開催しました

2014年11月20日(木)、日本 SharePoint ユーザー会(Japan SharePoint User's Forum)第三回本会を東京千代田区飯田橋(NSRI ホール会議室)にて開催しました。当日は前回を上回る 35 社 44 名の SharePoint ユーザーの方々が参加し、盛会裏の開催となりました。お忙しい中、ご参集頂きました皆様に御礼申し上げます。

当日のアジェンダ

グループディスカッション

特別講演1 AvePoint Japan(株)福森様
 「Office 365・SharePoint Server の IT 統制のアプローチ」

特別講演2 (株)CSK Win テクノロジー 前田様
 「エンタープライズソーシャル 普及に必要な 4 つのステップ」

特別企画
 「御社のトップページ拝見!」

懇親会

グループディスカッション

本ユーザー会では、主催側が特定のテーマを設定せずに司会進行およびアドバイスに徹し、参加各々が自社の課題や問題意識、あるいは情報を持ち寄って意見交換を行います。

前回(第二回本会)では企業規模で参加者を二つのグループに別けましたが、今回は「オンプレミス/大規模」「オンプレミス/中小規模」および「Office 365」という属性+規模で参加者を三つのグループに区分けし、それぞれでディスカッションを行いました。

なお、オンプミス/大規模グループは ADS 社代表で SharePoint MVP の及川氏が、 オンプレミス/中小規模グループは本会より共催のソノリテ社 費氏が、Office 365 グループは弊社中村がモデレートさせて頂きました。

以下は、当日俎上に上ったテーマの一部です。

オンプレミス/大規模グループ:
ソーシャル機能をどのように活用しているか?
サイト/サイトコレクションを野放図に乱立させないためには
エンドユーザーにどこまで権限を移譲すべきか
サイトやコンテンツのアクセス権付与方針は
古くなった情報の取捨選択(管理)をどう運用するか

オンプレミス/中小規模グループ:
SharePoint 開発/カスタマイズ体制とその費用は
SharePoint 利活用の促進体制、方法
SharePoint 機能の活用例
何故 SharePoint を採用したのか?
CU や SP 適用により発生したことのあるトラブル

Office 365グループ:
OS やブラウザーのバージョン対応をどう行っているか?
外部共有機能を、どのように活用しているか
SharePoint 担当の数
Yammer をどのように活用しているか
社内教育体制と方針について

いずれのテーブルでも ShaePoint の運用実務に関わる参加者ならではの内容の濃いディスカッションが行われました。「技術だけでなく運用の話が多くでき、役立つ」「午後一杯だが時間が足りないように感じた」「他社の "本当のところ" が聞けるのが良い」等のフィードバックを頂いています。

特別講演

特別講演として、まずAvePoint Japan の福森様より「Office 365・SharePoint Server の IT 統制のアプローチ」と題し、AvePoint社製品 DocAve Governance Automation を紹介いただきました。

組織規模が大きくなるほど必要になる、高度な統制と、それを担保する自動化を実現することができるソリューションです。

とりわけ、SharePiont 標準では対応困難な「あらかじめ自社ポリシーに準じた設定/制限が施されたサイトをエンドユーザーの操作で自動作成できる」機能は、利便性と運用/管理を両立させるために、大きな助けになります。

ついで、CSK Win テクノロジの前田様より「エンタープライズソーシャル 普及に必要な 4 つのステップ 」と題し、Office 365 のサービスである Yammer を念頭に、どのように企業内ソーシャルに取組むべきか、について講演いただきました。

ソーシャルは新しいコミュニケーション手段として期待される一方、ともすれば曖昧な観念論や、ツールベースの話に陥りがちでもあります。

前田様からは、「エンタープライズ・ソーシャル」について、その価値とは何か?という理論面、そして実際のビジネス業務においてそれをどのように位置づけ、またユーザーに普及を図るべきなのか、という実践面の両方から、具体的なアドバイスを頂き、大きな反響がありました。

最後に、本会では特別企画として「御社のトップページ拝見!」を行いました。

これは他ユーザー企業ではトップページをどのように企画/設計しているのかを知りたい、という、参加者の皆様からの強いフィードバックを企画化した試みです。事前に参加者の皆様よりスクリーンショットと簡単な解説を頂いておき、当日はこれをスライドに編集して、次々と参照してゆく、という形式で行いました。

実験色の強い企画ではありましたが、多くの情報提供を頂き、また企画そのものも「事例になるような美麗なページではなく、まさに"実用"なのが参考になった」など好評でした。

懇親会

終了後、参加者有志による懇親会にも、多くの方にご参加頂きました。本会とは違った和気藹々とした雰囲気の中、個別の意見交換が行われていました。やはり同じような課題を抱える担当者同士、会話も弾むようです。特別講演を担当頂いた講演者の皆様も加わり、ユーザーの方々と親睦を深めさせて頂きました。

次回開催にむけて/お問い合わせ

第四回は 2015 年 2 月 18 日(水)の開催を予定しています。第三回において参加者の皆様より頂きましたご意見をもとに、本ユーザー会をより有意義な場とすべく、改善を図って参ります。

お問い合わせは以下までお願いします。
また、本ユーザー会については弊社ニュースリリース「日本 SharePoint ユーザー会(JSPUF)の設立と第一回本会の開催について」「第三回本会の開催について」もご参照ください。

シンプレッソ・コンサルティング株式会社(中村)
Web:http://simplesso.jp/
Email:info@simplesso.jp
Tel:03-5923-9838

2014/11/21 Kazuhiko Nakamura